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ZEHはこんな仕様でできています

1.外皮の仕様

屋根、外部壁「スーパーウォールパネル」

最高水準の性能を持つ断熱材が壁の内部結露を抑えます。

OSB合板と一体化された断熱材は、高性能な硬化ウレタンフォームです。その特徴は湿気を通しにくく、グラスウール比およそ2倍の断熱性能。壁の内部結露を抑えることができるため、住まいの耐久性向上に効果を発揮します。また、瑕疵保証では保証されない断熱内部の結露による劣化を35年間保証します。

魔法瓶のような高い断熱性と地震などの災害に備える高耐震パネル

スーパーウォール工法の家は、耐熱性能が高く、家の中での温度差が少なくなります。その結果ヒートショックのリスクも減り、ご家族の健康をしっかりと守ります。また、大規模な地震への備えとして最高等級となる耐震等級3の設計を推奨し、より安全性の高い住まいが実現します。

 

床部 基礎「基礎断熱工法」

基礎断熱工法は床下換気口を設けず基礎コンクリートの内側に硬質ウレタンフォーム断熱材を覆い密閉することで外気からの影響を緩和してくれます。
よって床下も一階室内と同等の温度が保たれ、夏場は基礎ベースのコンクリートが熱を吸収して涼しさを生みます。

2.換気設備

計画換気システム「エコエア85」

室内の温度・湿度を保ちながら効率的に換気を行います。

家が高気密、高断熱になると相応の換気計画が必要になってきています。
一般的な換気は、窓開けや給気口から取り入れる外気とともに、外の温度や湿度も一緒に取り込んでしまいます。しかし、全熱交換型換気システム「エコエア85」を使用することにより、高効率の熱回収と湿度の交換で、室内の快適さはそのままに換気を行うことが可能になります。

省エネ住宅の課題でもあった、住宅の熱損失のうち換気が占める約15%の熱ロスを抑えることができ、住宅一棟の性能をさらに向上させることができます。その効果は「エコエア85」の場合、断熱材を4倍厚くするのと同じ効果が得られることになります。

高断熱サッシ

開口部の断熱性を高める必要性

冬場、室内の暖房で温められた空気は、熱が逃げる場所の割合で、約半分近くが窓などの開口部から逃げて行ってしまいます。逆に夏場は、屋外の暖められた空気が室内に入ってくる割合は、同じく窓などの開口部が圧倒的に多くなります。
よって、断熱性の高い家を計画するうえで、窓(サッシ)の性能を上げることが重要なポイントになってきます。

 

サッシの性能はなにで判断すれば良いのか?

サッシを選ぶとき、その性能を判断するうえで目安になるのは「熱貫流率」という数値です。熱貫流率は文字通り「熱が貫く割合」ですから数値が「0」ならば熱をまったく通さないということになります。よって数値が「0」に近いほど(数値が低いほど)サッシの性能が高いということになります。
ZEHにはどの位の性能のサッシを選べば良いかは、家全体の性能も加味されますがこの伊那地域のような冬場マイナス10℃くらいまで下がる地域では「Low-E 複層ガラス + アルゴンガス入り」のサッシを最低限として推奨します。

 

ガラスも普通ガラスからLow-Eガラス、枚数もペア(2枚)からトリプル(3枚)そして中空層には乾燥空気入れから特殊ガス入までと、一見だけでは区別することができませんが、様々な組み合わせのサッシ商品があります。
サッシを選ぶときには、家全体の断熱・省エネ性能と一緒に考える必要があります。

 

3.ZEH仕様の省エネ。創エネ設備・機器

ZEHは①高性能の断熱材、②熱交換型の換気、③高断熱のサッシほ必須のアイテムですが、そのほかにも省エネ。CO2削減になる高効率の設備機器、「創エネ」としてのエネルギーを創るための機器も選択が必要です。

高効率の給湯器・高効率の照明器具

電気ヒートポンプ給湯器
(エコキュート)

ガス・ヒートポンプ併用型給湯器
(ハイブリッド給湯器)

LED証明

高効率冷暖房機器

高効率エアコン
(寒冷地仕様)
省エネラベルを参考に!

除湿型放射冷暖房
(PSパネルヒーター)
北海道で生まれ北海道で造られているPSヒーターはパイプの中をお湯が循環するパネルヒータです。放射熱で温めるのでエアコンが苦手な方にはオススメです。

節水設備

節水ハンドシャワー

節水水栓

節水トイレ

創エネ設備

ZEHでは、太陽光発電システムでエネルギーを自家発電し家庭での生活に使う消費エネルギーを相殺しそれを「ゼロ」の値に近づけるという考え方です。また蓄電池による「畜エネ」を導入すればさらに効果的です。

5.水道、光熱費シュミレーションでランニングコストを見てみよう

ZEH適合基準、またはそれ以上の基準の高性能住宅は、快適で健康な暮らしを得られる分、高性能断熱材、高断熱サッシ、高確率設備機器、創エネ設備などを導入するため、建設費が増大します。しかし、こらから永く住まううえでの水道光熱費(ランニングコスト)の低減につながります。そのランニングコストを見える化したものが「水道・光熱費シュミレーション」です。

これから住まう家のランニングコストを知ることが「ZEH」の第一歩です。